長期優良住宅化リフォームって何?
最近新聞でもよく取り上げられて話題になっているリフォーム。
これは国土交通省が2014年2月から推進事業を始めた
「住まいの性能向上リフォーム」のことです。
リフォーム次第では、あなたの住まいを次世代まで住み継げる
長寿命住宅に生まれ変わらせることもできるんです。
このリフォームの目的は
「メンテナンス性や省エネ性能が高く、災害にも強い家」
住む人はもちろん社会にとっても求められている次世代型の改修だといえるのではないでしょうか。
また、リフォーム履歴や建物の維持保全計画の作成により、
改修後の資産価値は、賃貸や売却の際にも評価の対象となるんです。
長期優良住宅化リフォームは単なる劣化補修ではなく、住まいの性能を向上させることが求められます。
ポイントとなるのは次の3点です。
@改修前に住宅のインスペクション(住宅診断)を実施すること。
改修後は住宅性能の維持保全計画を作成
A劣化対策や耐震性、維持管理・更新の容易性、省エネ性能などの
性能項目のうち、いずれかの性能を 向上させる工事であること
Bリフォーム後に、少なくとも劣化対策と耐震性について一定の基準を満たすこと |
長期優良住宅基準の概要
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※規格に合格していればそれで良いの?
上記の「基準」というものは一般のテストでいうと「60点」ということです。
「合格」はするけど「満点」ということではありません。
実際にどれも「規格合格」しているものですが建築メーカーによって
「65点」「80点」「95点」とかなり差が出てくる場合があります。
もちろんこのような指標や基準が出来れば一律に住宅性能の底上げが出来るので、
業界としては大変喜ばしいことですが、「規格合格」の商品をお考えになる際には
まずこのことを頭に入れておいたほうが良いと思います。
※補助金について
工事要件をしっかりと満たし、長期優良住宅リフォーム工事と認められる場合、
国から補助金(補助率3分の1、最大100万円)が出る場合があります。
長期優良住宅補助金の概要
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しかし、ここであらかじめ注意して頂きたい事があります。
(※補助金は最大限度が100万円です。どんな工事でも
一律で100万円が出るというわけではありません。
ビルのリフォーム代金1億円に対しても最大100万円なので、
実際(一般住宅リフォーム)は100万満額が補助される場合は少ないんです。
さらに最近は、あらかじめ見積金額に100万円を上乗せした上で
「うちでは100万円お客様に補助が出ますよー!」と言って
契約をとろうとするリフォーム業者が増えてきているので
お気を付けください!)
なので、この長期優良住宅リフォームを検討する際、
「補助金」をメインに考えがちになってしまいがちですが、
本来の「性能向上」目的を念頭に置いて検討することが
ポイントだと思っております。
詳しいリフォーム内容や工事要件の詳しい情報は
当社の一級建築士やスタッフが丁寧にご説明いたします。
↑耐震性能について特集ページでご説明いたします。↑
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